バニシング in 60(1974)

H・B・ハリッキーが製作、監督、脚本、主演、スタントを務めた伝説的なカーアクション映画。

この映画は小さい頃にTVのロードショーで放送していたのを録画して、それこそビデオテープがすり切れるほど観た覚えがある。

近年、ニコラス・ケイジがこの映画のリメイクを作っていたのを観て、久しぶりにオリジナルが観たいなあ、などと思っていたら某所にアップされていたので鑑賞した。この映画は音楽がとても映画とよくマッチしていて、70年代前半の「テイク・イット・イージー」風な気風・世相をうまく表現している佳作だと思う。

今DVDで売られているモノはよくわからない著作権の問題で劇中の音楽が全て別のものにすげ替えられていて。オリジナルの良さの半分も伝ってこないのだ。

某所にアップされているのはまさに幼少の頃TVで観てたオリジナルのTV吹き替え版。

「お前の頭をぶっ叩け!!」とか、最後のシーンの「まあ逢おうぜ!」などメイドリアン・ペース役の中尾彬のダミ声がとても懐かしい。


紹介している動画はYoutubeにアップされているオリジナルのテーマ曲。映画の冒頭とエンディングで流れていた。

Gone in 60 seconds 1974 OST - original soundtrack intro

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この曲はチェイシングのクライマックスシーンでの挿入曲。曲と使用シーンとはほぼ一致。

Gone in 60 seconds 1974 OST -Lois Lane Blues

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おなじく映画後半のチェイシングでの挿入歌

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この曲はチェイシングシーンの直前のシーンで、保険に入ってない黄色いムスタング(エレノア)を返しにいくところ。まるでPVのようだ。

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劇中に「パーネリー・ジョーンズ」なる人物が出てきて、盗まれたフォード・オリー・ブロンコの話をするシーンがあるのだが、パーネリー・ジョーンズは実在のレーシング・ドライバー。あれは本人だったのだろうか??