映画「ボヘミアン・ラプソディ」をまた観に行ってきた。

前回観に行った後、嫁さんがまた観に行きたい、というので日曜日の午後に行ってきた。

前回と同様、IMAX2Dでの鑑賞をチョイス。この映画はクライマックスのライブエンドの臨場感がキモなのでできるだけ音響の良い映画館での鑑賞をオススメする。

二回目の鑑賞ということもあり、落ち着いて細部に気をつけながら鑑賞することができた。ライブエンドのバックステージでは顔は出てないがデヴィッド・ボウイがいたりとか、リアル演奏でもそうだったけどクイーンの出演前にダイアー・ストレイツが演奏してたりとか。

まだチュウボウだった頃からミュージック・ライフとかロッキング・オンとか読み漁ったせいでイギリスのアーティストは全員バイかゲイ、アメリカで処女で結婚したのはキム・カーンズだけ、などと行ったゴシップネタにすっかり毒されて育ってきたのでフレディがゲイ、などというネタは今さら感しかなかったのだが、ずっと前妻さんと仲良かったことは知らなかった。性的指向は同性だが、メアリーのことがずっとそばにいてほしかったほど好きだった、というのはとてもフレディは辛かっただろうなぁ、などと二回目にして冷静にそんな分析をしつつ観ていた。

初回では「レディオ・ガ・ガ」の演奏シーンで思わず涙が溢れてきて止まらなかったりしたが二回目ではそんなことはなく、クライマックスでのライブエイドのシーンでは「ハンマー・トゥ・フォール」のところで一番ノリ良く聞けた。

この映画の良さ、というかクイーンの良さはウィ・ウィル・ロック・ユーの誕生シーンに代表されるように、フレディのパフォーマーとしての能力もあるが観ている観客を引き込んでいく巧みさにあると思う。キャッチーなメロディ、リフの言い回しなどとてもテンポよくて聴いているこっちもドンドン引き込まれていく。フレディの葛藤を経てライブエイドにつながっていくところ、演奏楽曲は史実の順番どおり(2曲ほどすっ飛ばしているが)で、映画の作りに合わせたようにピタリとハマっているところがなんともスゴイ。

そんな感じで昔からクイーンの楽曲、サイドストーリに慣れ親しんでいた私にとっては音響のいい映画館でノリのいいライブを観に来て楽しんでる、という二回目の鑑賞だったが、クイーンにあまり慣れ親しんでなかった嫁さんなんかはフレディの人となりからのライブエイドに至るところなどがいたく感動するらしい。また観たい、などと言っていた。

それにしても驚いたのは封切り後一ヶ月半経つというのに満席だったこと。一回目の時でも封切り後二週間過ぎてたのに8割ぐらい埋まっててすごい人気なんだなぁ、と思ってたのに。いったいどーなってるんだろう?

この勢いだと正月過ぎてもやってそうだ。