映画「バイス」を観賞する人へのおすすめ本のご紹介

ジョージ・W・ブッシュ政権でで副大統領を務めたディック・チェイニーを描いた映画が4月に公開される。この映画は「ボヘミアン・ラプソディー」といっしょで演じる役者達が極力史実の本人達に姿を似せているところがスゴイ。

ディック・チェイニーを演じてるクリスチャン・ベールもさることながら、ジョージ・W・ブッシュを演じるサム・ロックウェルドナルド・ラムズフェルドを演じるスティーブ・カレル、そしてパウエル国務長官を演じるタイラー・ペリーまでもそっくりだ。

そこまでリアリティにこだわっているこの作品、要注目だ。


【公式】『バイス』日本語字幕付き海外版予告 4月5日(金)全国公開

 

そしてこの映画を観るにあたり、予習としてこの本を読むことをオススメする。

 

戦争詐欺師

戦争詐欺師

 

 

この本の著者である菅原出氏は軍事畑のジャーナリストで民間軍事会社関係の著書が有名だが、この本はそんな著者がインタビューと取材に基づく中立的な視点でブッシュ政権内の内部抗争を描いたドキュメンタリー。

この頃、ジョージ・W・ブッシュ政権でいったい何が起こっていたかあらためて思い出したり、あるいは表面的なマスコミの報道の影でどんなことが起こっていたかを最も効率よく、しかも平易に把握できる名著だと思う。

予習として読むもよし、ネタバレの嫌いな方は鑑賞後に復習として読むもよし。

あの時代から、今現在の混迷極まりつつある米国の政治情勢の元凶とも言える、そんな事態がどうして起こっていったのかを本書を読むことで理解できることかと思う。

 

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