HAWK11に乗り換えた。

試乗して車体のセッティングがホンダっぽくないというか、安定方向のハンドリングなのが何より気に入ったので即乗り換えることにした。在庫があったのでちょうど一週間での納車となった。

まだ一ヶ月点検が終わってないが、初期インプレということでここまでのまとめ。主として前車のCBR1000RR(SC77)との比較で。

 

【エンジン】

・1100ccのショートストロークエンジンということで3000回転ぐらい回ってるほうが元気いい。タコメータだけ見てて(レッドは8千回転から)エンジンの回転上昇だけ見ているといつのまにスピードがでてる感じ。低回転からの一捻りのツキはやはりこちらの方がよい。公道で使える範囲内ではこちらの方が使いやすい。

エンジンブレーキと極低回転でのエンジンのスムーズさではSC77の方が使いやすいが、これはインライン4とビッグパラツインの違いかなぁと思う。慣れれば気にならないかな。

【車体・脚周りなど】

・基本的に安定性重視のセッティング。舵角ではなくバンク角で曲がっていくバイクだ。コーナリング中にライダーがシート上で前後左右に動けばどうにでもなるのでとても曲がりやすいし乗りやすい。それでいて直進安定性もSSバイクほどではないが十二分にあるし、低重心で取り回しもラク

・ポジションは総じて優秀。試乗を含めて乗り始めはハンドルが高いかな、と思ったがコーナーでブレーキをガツンと入れてクルリと向き変えして立ち上がる、という走り方をするバイクではないのでこの位置でいいかな、と思えてきた。腰から下のポジションについてはSC77(CBR1000RR)から乗り換えても違和感はなかった。

・今まで乗ってきたバイクは大小なりともプリロード他減衰をいじって乗っていたが、これは基本仕様が良くできている。とにかくコーナーでの安定度が素晴らしく安心してアクセルを開けていくことができる。

・サスペンションは標準設定のままいじらずに乗れそう。とはいえ、コーナーの曲率によってはもう少し旋回力が欲しいな、と思う局面があったのでそのうちフロントのプリロードを半回転弱くして乗ってみようと思う。

・面白いのが重心位置の違いからくる横風での安定度。SC77(CBR1000RR)やPC40(CBR600RR)は旋回力重視のため高重心だったが直進安定性もあるバイクだったので、高速で横風に吹かれると車体全体がゆっくりと風に吹かれて動いていく、という案配だったのがHAWK11では車体が動かずに車体上部だけが振り子のように振られるのだ。トンネルから出た途端に何故か進行方向には動かずに上部だけが左右に振られるので何かな?と思ってたら横風だったという感じ。なので風が強い日はしっかりニーグリップして乗った方が良さそう。

ニーグリップといえば、タンクはSC77より細めでニーグリップし易い。

・ロケットカウル風デザインのこのカウル、SC77と比べても防風効果は遜色ない。まぁもともとSC77の防風が良くなかったというのもあるが。

・シートは固めでコーナリング中に前後左右に動きやすくて良い。

【タイヤ】

・DUNLOPのGPR300が付いてるが柔らかくて素直なタイヤでこのバイクというか車体にとても合ってる。飛ばすと少しグリップが足りないかなーと思うので、同じような性格のケースが柔らかめでグリップのあるスポーツタイヤに変えたいなぁ

【その他】

・このバイクで良くないのは1点だけ。サイドスタンドが出しづらい!

・以外と見やすいミラー。

・燃費は高速+郊外路で28km/l、山道+市街地で20km/lと優秀。満タンで300km以上走れるのは確実。

・燃料計があるのがうれしい。SC77は残量が少なくなってから初めて後何キロ走れる、って表示されるだけだったから頭の中で走行距離を常に意識しておかないといけなかった。

・熱くない! SC77は真冬でも長めの信号待ちであっというまに水温103℃、股下に火鉢スイッチONの状態だったが、HAWK11はまったく熱くない。

クラッチは超軽い。信号待ちで握りっぱだったのに気が付かないぐらい。ついでにいうとアクセルの戻りも強めじゃないので右手首も楽ちん。

 

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REIさんのYOUTUBEの動画を見ると乗り換え前車オーナーの一位がSC77(CBR1000RR)、二位がCBR250RR(MC51)、三位がCB1100ということでこのバイクのターゲット層にずばりあたってたようだ。