石原某の同性愛者差別発言が話題になっているようですが、そこで思い出したのがこのブロンスキー・ビート。
1984年にデビューした時に全員ゲイ、というのが話題になったのを覚えている。この「スモールタウン・ボーイ」のPVでのストーリ内での差別描写は彼らの実体験ではないかと思わせるものがあった。
Bronski Beat - Smalltown Boy(1984)
同性愛者の本場、イギリスでも1980年代前半でようやくカミングアウトするアーチストがポツポツ出だした、といった感じで、それ以前ではあまりいなかった。クイーンのF・マーキュリのカミングアウトも発病後だった。
1980年代でもそんな感じだったので、1970年代においてはもっと差別は激しかったようだ。トム・ロビンソン・バンドのトム・ロビンソンはそんな1970年代においてカミングアウトしていた数少ないアーチストの一人だ。次に紹介するそのトム・ロビンソン・バンドの曲「マーティン」は、同性愛者であるというだけの理由で撲殺された人の事を歌ってる曲で、リリースされた当時においてもライブ版しか存在しなかった。このYoutubeの動画にでてくるレコードは私も持っていた。EMIのロゴに懐かしさを感じるなあ。
Power in the Darkness (CCCD) [Bonus Tracks]
- アーティスト: Tom Robinson
- 出版社/メーカー: EMI Import
- 発売日: 2004/08/26
- メディア: CD
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Tom Robinson Band - Martin(1977)
この歌で歌われているような事件が起こっていた1970年代からすると、現在の石原某に対するネットでの冷ややかな反応が多数を占める状況を見ているとなんだか隔世の感がある。