スタローン主演の映画「Over The Top」で流れていたサントラ曲。歌っているロビン・ザンダーはチープ・トリックのリード・ボーカルである。
この曲を聴いてピンと来る方はそう、1500ccターボから3500ccノーマルアスピレーションにレギュレーション変更された頃にフジTVのF-1中継を観ていた人だろう。
紹介している動画はPVというよりはF-1中継の一部で、90年の日本GPのエンディングである。そう、セナが後日「故意にプロストにぶつけた」と告白したレースである。このレースは何かとエポックメイキングなレースでN・ピケとモレノのベネトンコンビの1-2フィニュシュや鈴木亜久里の3位表彰台、本来ならば余裕で優勝できるはずだったマンセルのピットインでのドライブシャフトブチ折りリタイヤなど話題に事欠かなかった。
セナの「故意にぶつけた」という件は前年の同GP、鈴鹿での最終シケインでの接触が遠因となっているの話なのだが、この話についてはまた今度まとめて触れてみたい。
肝心のロビン・ザンダーの曲は紹介している動画の1分25秒ぐらいから始まる。インタビューを川井ちゃんから振られた中嶋悟の悔しそうなコメントが懐かしい。3位に入賞した鈴木亜久里は当時はまさかこれが最初で最後だとは思ってもみなかっただろう。
90年F1エンディング ~Robin Zander - In This Country