井上夢人と田奈純一が共作してた頃の最後の作品。井上夢人の作品で「メドゥサ、鏡をごらん (講談社文庫)」という作品があってこちらもよく似た作品だけどこの「クラインの壺」の方が楽しく読めた。
現実と仮想現実の境界があやふやになり、、といったプロットはフィリップ・K・ディックの一連作品が有名だが、この「クラインの壺」は十分対抗できるほどおもしろいと思う。
- 作者: 岡嶋二人
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/01/28
- メディア: 文庫
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