実際には先月の末日の話になるのだが、自転車ライドの帰りに、家の近所にあるBorCafeさんでちょうど展示車両の入替をやられていた。フェラーリF12からランボルギーニ・アヴェンタドールSへ展示車両を切り替える、とのことだったが来られてたお客さんの車の車がすごかった。1960年台後半に150台ぐらいしか生産されなかった、アルミブロックのV6を搭載したディノ206GTだった。
タイヤもミシュランのXWXで、ホイールもオリジナル。室内の内装は剥がれやヤレ一つない。エンジンルームも見せてもらったが、新車かというようなコンディションだった。
もともとお店に展示されていたフェラーリF12はもう外に出されていた。エンジン音を間近で聞いたのは初めてだ。
そしてこれが入れ替わって展示されるランボルギーニ・アヴェンタドールS。新車だそうだ。アヴェンタドールの実物も間近で見るのは初めてだったが、サイドラジエターへのエグレ具合というはエアインテークの造形はかなり深く、こんなに実物は立体的なデザインだったのかと驚いた。正面から見るとデカイ車のように思えるが、車庫入れしている時の取り回しを見ていると縦方向には以外と小さい車だということがわかった。
記念撮影、ということで三台並んだところでパチり。
BorCafeさんに入ってコーヒー飲みながら、ディノのオーナーさんとしばし話し込む。ディノは最低地上高も高く、後方視界も良くてとてもルーミィーで「このディノだけはスーパーに買い物に行けますねw」などと談笑した。
あまりに程度がよかったので帰ってから調べてみるとどうも雑誌F-ROADで福野礼一郎氏が取材してた岡山のオールドボーイでフルレストアしてた個体そのもののようだ。黄色のディノ206GTであんなに程度がいい個体が日本に二台もあるわけがないだろう。
ビンテージ・スーパーカーをフルレストアして新車同様のコンディションにする、というは実物を見ると大金を掛けてやるだけの価値があるなぁ、と感じた。