元ティレルデザイナー、ガードナーが逝去

ティレルの創設から、P34までの設計者だったデレック・ガードナーが亡くなったそうです。

http://ja.espnf1.com/f1/motorsport/story/37831.htmlより転載。

有名なティレルのデザイナー、デレク・ガードナーが亡くなった。享年79。

ガードナーがイギリス・サリーにあるパブで出会ったケン・ティレルの下で働き始めたのは1970年のこと。その1年前に、自営のトランスミッションスペシャリストだったガードナーはマトラに加わりF1の世界に飛び込んだ。

ガードナーが設計したティレル最初のシャシー、001は彼のガレージで製造され、1970年カナダGPでレースデビュー。。1977年になるとチームのコンストラクターズ選手権ランキングは6位に後退した。

P34が失敗に終わり、6輪車で唯一の勝利を挙げたドライバージョディ・シェクターがマシンを"ポンコツ"と言い放ったことがガードナーの耳に届き、幻滅したガートナーはシーズン末にチームを去る。

最近のヒストリックカーF1シリーズではP34が優勝したそうです。エイボンからP34の小径前輪用タイヤの供給をきちんと受けたことが大きかったらしく、デレック・ガードナーは「ほらみろ!私の設計は正しかったんだ!きとんとしたタイヤさえ供給されていたら、P34は速かったんだよ!」と大喜びだったそうです。御大もこれで思い残すことは無かったことでしょう。

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