1979年 フランスGP

ディジョン・サーキットでの有名なジル・ビルニューブルネ・アルヌーの激闘シーン。

ブレーキングからコーナーへの飛び込み、コーナーでのライン取りを見ても相手のためにスペースを残してバトルをしているのがよく分かる。

カーボンファイバー製のフレームになり死亡事故が激減した1980年後半以降、時にアイルトン・セナがやり出し、現在ではハミルトンが引き継いでいる、自分さえよければいい、という感じの自己中心的なライン取りはこの時代のF-1では見られない。なぜならアルミバスタブのシャーシだったこの頃のF-1は接触イコール重大な事故につながることが多かったのとフォードDFVを搭載したプライベーター達で成り立っていたので今のような自動車メーカー戦争といった殺伐した雰囲気でなかったせいだろう。

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