エンツォ・フェラーリ F1の帝王と呼ばれた男。―跳ね馬の肖像

ブロック・イェイツ著作のこの本はフェラーリ太鼓持ちライターが書いた大本営発表系では無いところが面白い。

どちらかというと人間エンツォ・フェラーリをシニカルに覚めた視点で書いている。

良いか悪いかは別として、フェラーリという会社をめぐる人間模様はまことに興味深い。

何度となく繰り返して読んでいるが、2冊とも面白い本だ。

蛇足だが、レースでの実績が車の販売に直結していた時代の光と影が描かれている名作、A.J.ベイム著作の「フォードvsフェラーリ 伝説のル・マン」と合わせて読むと面白いと思う。


フォードvsフェラーリ 伝説のル・マン

フォードvsフェラーリ 伝説のル・マン