1978年のスウェーデンＧＰに登場し、ニキ・ラウダにブラバムでの初勝利をもたらした後出走禁止になった機械式ベンチュリー・カーであるブラバムＢＴ－４６Ｂの動画。とても珍しい。スチールは散々AUTOSP0RTSで観たことがあるが動いているファン・カーを見るのは初めてだ。
イントロが長いが後半の１分３０秒ぐらいでようやくスウェーデンＧＰでの走行シーンを見ることができる。
ご存じの方も多いとは思うが、ギヤボックス後部から延ばした延長軸に空気を吸い出すためのファンを装着し、ボディ後半をスカートでシーリングして掃除機のように路面に吸い付いて走るという原理で走る。当時無敵を誇った「ブラック・ビューティ」ロータス７９と互角に戦える戦闘力を発揮した。
このスウェーデンＧＰでは地元のスター、Ｒ・ピーターソンが三位に入り、二位には当時期待の新人、Ｒ・パトレーゼがＴ・サウスゲートがデザインしたアローズで２位に入った。Ｒ・ピーターソンにとっては最後の地元でのレースとなってしまったレースである。
