アンドレ・ザ・ジャイアントはデカかった。

 

大学のあった地方都市に新日本プロレスが興行に来ていた時の思い出話。

なぜ気がついたのかは思い出せないのだが、ホテルの一階にあるレストランに外人選手達が来てて食事しているという。

友人達とそのレストランへ慌てて行ってみると、本当に外人レスラー達が居て、食事をしていた。メンツは確か、アンドレ・ザ・ジャイアントの他にディック・マードック、マスクド・スーパースターもいたかもしれない。穏やかに食事を取っている外人選手達が見える場所に陣取った私達は、適当にコーヒーとかを注文して外人選手達の様子をチラ見していた。

中でもアンドレ・ザ・ジャイアントがやはりいちばん目を引いた。ふつーの大きさのフォークとナイフでハンバーグだかステーキだかを食べているのだが、アンドレが持つとそれが爪楊枝か何かで不自由そうに食事しているようにしか見えない。

やがて、彼らの食事が終わり、会計するために席を立ち、レジへ向かったのを見計らって私達も席を立ってレジへ向かい、彼らの後ろにたった。

私が先頭だったため、彼らの後ろに立つことになったのだが、彼らの最後尾はなんとアンドレ・ザ・ジャイアント。目の前に米俵2個分ぐらいあるお尻があり、その上に下半身よりボリュームのある上半身がその米俵の上に乗っかっていた。

その米俵を見ながら直後に並んでいる私の脳裏に横切ったことといえば

 

「もし、この状態でアンドレがけつまずいて尻もちをついてくれば、オレはつぶされて死ぬな」

 

ということ。

そのくらい、アンドレ・ザ・ジャイアントはデカく、そして高くそびえていた。

真後ろに立ったことを多少後悔しつつ、じっと待っていると会計が終わった彼らは静かに立ち去っていった。

あのアンドレ・ザ・ジャイアントと試合で立ち回る日本人レスラー達はなんとスゴイんだろう、と心から思ったのだった。

 

私がまだ地方の大学に通っていた頃の話である。

ABBA - As Good As New をライブで聞いた時の思い出

雨の週末にアマプラでミュージカル映画「マンマ・ミーア」観ていて思い出した。

古い話だがABBAの来日コンサートに行ったことがある。

ABBA JAPAN TOUR 1980の九電記念体育館でのコンサートだ。

この頃はちょくちょく海外アーチストのコンサートへはでかけていて、トム・ロビンソン・バンドのコンサートなど博多へは観に行ってたので躊躇なくチケットを入手して観に行った。2階席で、オペラグラスがあったほうがいいかも、という距離感。

初めてみたABBAのメンバーはバカでかかった。KISSが、ももいろクロ―バーZとコラボするというので来日した時にテレビの歌番組で並んで出演していたがあれとおなじぐらい、体格がバカでかかったのだ。雑誌やPVだけじゃ実物のスケール感はわからんもんだなーなどと変に感心してコンサートを楽しんでいた。

今でも憶えているのはこの曲、「As Good As New」の後半でのアグネタが「I thought that our love was at an end but here I am again」と歌い上げてるところだ(紹介している動画で2分36秒のところ)。

レコードとは比べ物にならない声量で、マイクからではなく地声で2階席にいた私のところまでその絶唱はとどろいてきた。

あおれほどの声量で歌をライブで観たのは初めてだったのであの時の驚きは今でも鮮明に憶えている。

この「As Good As New」という曲は今ではあまり耳にすることがないが、ライブ向きの曲でもあり、そういう思い出があるので今でも私にとっては印象の深い曲だ。

 


ABBA - As Good As New Lyrics

アマプラで映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」を観た。

映画「移動都市/モータルエンジン」に続いてそのまま映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」を観た。

こちらは評判が良かったので期待しながら観ていたのだが、こちらの方は残念ながら期待はずれだった。登場人物たちのパーソナリティが平滑で深みやひねりもなく、貧困で無教養で直情的だというだけでは面白みが持続するわけでもなく、終始そのままだったので飽きそうだった。時折挿入されるインタビューシーンが実際の映像に近いようなので、おそらく描かれていた彼らは事実あのままのパーソナリティだったのだろうけど、あまりに芸がなさすぎる。スコセッシ監督なら嘘でももう少しひねりをいれてきそうだ。

時折劇中の人物達がカメラ目線になったりするが、これもドラマ「フリーバッグ」ほどのキレがなく、この演出を使うのならもっとコメディ色を強めればよかったのになぁと感じた。

事実に引っ張られ過ぎてあやうく凡作になるところを救ったのはひとえにマーゴット・ロビーのおかげだろう。

彼女を含め、登場人物たちは実際の人物によく似ていた点は評価したい。

ただ、80年代の楽曲を挿入していた劇中での挿入歌のセンスはいただけない。ジェームズ・ガン監督の爪の垢でも煎じて飲むべきだ。

 


女子フィギュア史上最もスキャンダラスな事件『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』予告編

 

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル(字幕版)

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  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Prime Video
 

 

 

アマプラで映画「移動都市/モータル・エンジン」を観た。

雨で暇だったので、アマプラで移動都市/モータル・エンジンを観た。

評判を観るとけちょんけちょんだったりしてたのでどんな映画だろうと思ってみたいが、ストーリーはハショリ過ぎのきらいがあったが十分楽しめた。

ジブリ+MADMAX+押井守風味の独特の世界観、キャラ、メカ、どれも際立っていてよかった。原作は4部作の大作のようななので、AMAZONあたりが金を出して丁寧にゲーム・オブ・スローンズのように時間と手間暇をかけて映像化すればもっと評判も収益もあげられてたのではなかろうか?

 

移動都市/モータル・エンジン (字幕版)

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  • 発売日: 2019/07/24
  • メディア: Prime Video
 


『移動都市/モータル・エンジン』日本版本予告映像

 

移動都市 (創元SF文庫)

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フォードVSフェラーリを観てきた。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けを観たばかりだというのに早速次の映画を観に行ってきた。「フォードVSフェラーリ」だ。

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「Go like HELL 」というA.J.ベイム著作の本が原作になっていると思われる本作品、原作が面白かったので楽しみにして観に行ってきた。いい映画になっていたとは思うが、かなり削りに削ってケン・マイルズとキャロル・シェルビーとレオ・ビーブしかでてきてないような感じになっていたのは残念だが、原作に忠実にプロットして作ろうとするとドラマ化して数シーズン必要になってしまうのでしょうがないかと思うが、原作というか事実と違っていた部分で気がついたところを列記しておく。

 

  1. フォードGT40のプロジェクトに最初からシェルビーは参加していたわけでなく、最初の1964年のルマン挑戦後に二年目、1965年からである。
  2. 初期のフォードGT40プロジェクトを手掛けていたのはジョン・ワイヤーのグループであり、それをジョン・ワイヤーから取り上げてシェルビー達に任せたのは他ならぬレオ・ビーブである。
  3. 1965年のシェルビー達にとっての最初のルマンでのフォードGT40プロジェクトでの二回目の出走時にはケン・マイルズは既にドライバーとして抜擢されている。
  4. 1966年、ケン・マイルズが二位に終わってしまった時にはエンツォ・フェラーリは会場に来ていない(既にエンツォは現場にこなくなりゴッツィやドラゴーニにまかせていた)。
  5. フェラーリとの資本提携がご破産になった時に、エンツォ・フェラーリと面談していたのはアイアコッカではなく、彼の部下のドン・フレイとロイ・ランである(そもそもアイアコッカはレース畑にはあまり首を突っ込んでいない)。ただしフェラーリが会社を売りたがっていると聞きつけて調査を命じたのはアイアコッカ
  6. フォード二世を乗せて車で飛ばして走った話のエピソードが挿入されていたが、その時運転してたのはケン・マイルズ。
  7. ゴールシーンで3台並んでゴールする、というアイデアはビープとシェルビーで相談して決めたもので、ビープの悪意のような演出がされていたがそのようなことはない。それどころかオフィシャルから同時優勝にならないと聞かされた時に一番困っていたのはビープ。

ざっと気がついただけでもこれだけ相違点があるが、ケン・マイルズとキャロル・シェルビーに絞って描こうとする場合、ドラマティックに演出せず、事実にとらわれ過ぎるとストーリの起伏が乏しくなって凡作と化してしまうので史実を改変してるところや、ビープを悪役に仕立ててるところなどはまぁ、しょうがない、といったところか。

本音を言えば、ケン・マイルズとキャロル・シェルビーの方に絞らずに、フェラーリ陣営、サーティーズとドラゴーニそしてエンツォに絞った方が変な脚色をせずとも史実のままで素晴らしく起伏に飛んだ物語になっていたのではないかな、と思う。

そんな重箱のスミのような話はおいといて、この映画の最大の美点はやはり映像とサウンドだ。

フォードGT40MarkⅡやフェラーリP330P3のなんと美しいこと、そして排気音の迫力!

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ちゃんとV型12気筒とアメリカンV8のサウンドがばっちり再現されている。このサウンドを聞くためにIMAXで観るのも十分有りだと思う。

劇中でもケン・マイルズが言っていたが、フェラーリP330P3は美しい車だと思うなぁ。 


映画『フォードvsフェラーリ』予告編

 

 

フォードvsフェラーリ 伝説のル・マン

フォードvsフェラーリ 伝説のル・マン

  • 作者:A.J.ベイム
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を観てきた

正月早々に映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を観てきた。

映画単体としてのデキはよく、さすがJ・J・エイブラムスだなぁ、と思わせるものがあた。帰宅してから改めて前作の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を見直してみたが、ストーリーが冗舌で流れがバラバラでまとまりがなく、監督の力量差をはっきり感じた。

色々と賛否両論別れたこの三部作だが、1~3話のアナキンシリーズのようなキャスティングのまずさはこの三部作では全然なく、デイジー・リドリーアダム・ドライバーといった主演陣のキャスティングは適役だっただけに全部J・J・エイブラムスで監督してたらもっと良かったのではないかなぁ、と思った。

 

映画の中で、例題のジェダイがレイに話しかけるシーンがあるのだが、そこでアソーカ・タノがレイに話しかけていた、ということはアソーカ・タノはなくなっていた、ということなのだろうか??

 


「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」特報

SCHWALBEの ローラートレーニング専用タイヤが3ヶ月持たなかった

10月4日に購入して週2日、1時間弱づつの使用を行っていたSCHWALBEの ローラートレーニング専用タイヤだが12月13日の時点でこの状態となった。

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タイヤカスに飛び散りようもハンパないし、トレッド面がこの状態なので漕ぎが重たくなったので使用を止めた。

 

 

使い物にならないなぁ、という代物という印象。お古のパナレーサーにタイヤを変えたのだが、漕ぎが猛烈に軽くなってびっくりした。この前に使っていたヴィットリアのザフィーロの赤いローラー用タイヤは一年持ったので、今のお古のタイヤがちびたらまたザフィーロの赤いローラー用タイヤにしよう。