1982年、ドイツGP ホッケンハイム 雨の予選時のD・ピローニのクラッシュ直後の映像。
写真は見たことあるが動画は初めてだ。
1982年シーズンのフェラーリはビルニューブのゾンダーでの事故死後、オランダでのポール・トゥ・ウインでの2勝目を飾ったピローニがポイント争いでもトップに立ち、チャンピオンへ返り咲くのではないかと予想されていた。
ところがドイツGPの予選中に雨天の中水しぶきで見えてなかったのか前車のA・プロストに乗り上げ高速でクラッシュしてしまう。この動画はその直後のシーンをとらえている。
事故後、現場ですぐに車を止めたN・ピケットのブラバムが見える。彼はD・ピローニの惨状を見てその場で吐いたそうだ。
動画でははっきり見えないがモノコックの前部は完全に破壊され、コクピット前部がむき出しになっている。
この事故でD・ピローニは選手生命を絶たれてしまうほどの怪我を負い、再起不能となる。混戦となったチャンピオン争いはマクラーレンのジョン・ワトソンと前年ウルフチームでノー・ポイントだったケケ・ロズベルグの二人の争いになっていった。
GP German 1982 Didier Pironi accident