去年の年末に「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観てきて思ったこと。

そう言えば、去年の年末にスター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観ていたのを忘れていた。

上映時間の長い映画で、長い割にはストーリー進行の荒っぽさがあって、2本分の映画を無理やり一本分に突っ込んだような映画とも思えたが、映画全体の印象としてはまあまあ良かった。

この映画の評判は分かれているが、アニメのクローンウォーズや反乱者達のようなスターウォーズワールドの派生作品を観ている人ほどこの作品を毛嫌いしない傾向があるようだ。

ディズニーに権利が移ってからの前作、および今作を観て思ったのはディズニーはこの三部作で全三部作の主役級三人の引き際を見せるためだけに作ろうしているな、ということ。

前作でハン・ソロ、今作でルーク・スカイウォーカー、そして次の作品でレイア、の予定だったのだろう。キャリー・フィッシャーの急逝で予定が変わってしまったが、ルーカスから引き継いだ時にどうやってこれから金儲けしてやろうか考えた末の決断だろう。

生みの親のジョージ・ルーカスでさえ持て余し気味だったスターウォーズ世界の制約条件をどうやって取っ払って扱いやすい「世界」にしていくか、ということを考えて出てきたものが、今作で「コア」スターウォーズファンが指摘しているところではないかと思われるのだ。

古い骸を捨てて、製作するにあたり制約条件の少ない世界観を得るためにこの新しい三部作は「汚れ役」を受け持っているような気がする。

スター・ウォーズ/最後のジェダイMovieNEX /デジタル配信 予告編

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